ガン患者の会メイク講座での出来事

とある総合病院で…

がん患者の会でのメイク講座でした。

手術を終えて、

ホルモン療法、放射線治療、抗がん剤治療…

リハビリ時期の患者さん。

沢山の方々が参加してくれて、楽しかった時間。

少し気がかりな患者さんがいて、

帰りの駐車場で再会。

20代後半から30代前半。

乳ガンを克服した方でした。

私は、彼女に話しかけ色んな話を聞きました。

親への罪悪感、元旦那さんへの想い…

これからの不安。

「沢山の困難を乗り越えてきたあなたは、いつかその経験が誰かのお役に立つことができますね。」

と言ったら

彼女はビックリした表情の後に号泣…

「親にも廻りにも迷惑かけてるこんな私が、

人の為にできることがある?

こんな身体になったから

一人でひっそり生きていこうと思ってたのに…

誰かのお役にたっていいの?」

そう言って喋れなくなるほど

泣いていました。

私は、彼女の背中を擦り

「私は今のところ、

健康に恵まれてるから、

ガンを患った方の気持ちや大変さは100%理解はできません。

だけど、

それを経験して辛い治療も乗り越えて命を繋げてもらったあなたは

その気持ちが100%わかってあげれるとおもう。」

たとえ、病気を患ってなくても

あれだけ辛い闘病生活を乗り越えてきた人の精神力は、相当強いと思うから。

あの精神力を持ってる人なら

きっと誰かの支えになれると思ったから…(^-^)

しばらく号泣してた彼女。

最後には満面の笑顔に変わってました♪

「先生とお話ししている内に、身体が軽くなるのを感じました!

今までに感じたことのない、感覚!
身体もポカポカしてる!
先生に会えて良かった!

ワクワクしてきた!

私、ドラッグストアーで接客するのが大好きだったの。

また復活したくなってきた!」

「がんばります!!」

「がんばらなくていいよーー

楽しんで~♪」

「あっそっか!

はいっ!楽しみながら社会復帰します!」

そう語る彼女の目に光と力が入りました。

笑顔がキラキラしてました、、

駐車場で一時間の立ち話♪

一時間、真っ正面から彼女の心と向き合いました。

折り畳んでた背中の羽根を広げた彼女は、

きっと自分の光を見つけて羽ばたいていってくれると思います。

素敵な時間でした😄